2020年1月24日15:53
三井住友カードは、クレジットカードの不正利用被害にあった500 人に対しアンケート調査を行い、その結果を自社メディア「ヒトトキ」に公開した。
今回調査した 500 人に聞いたところ、自分のカードが不正利用された原因や手口を把握していない人(57.2%)は、把握している人(42.8%)を上回る結果となり、クレジットカードの不正利用は増えているなか、実際に被害にあった人の多くは、その原因や手口を認識していないことが分かったとしている。
再度の被害にあわないためにも、不正利用の原因や手口を正しく認識することは大切だが、前の質問で「把握している」とした 214 人のうち、半数以上の 54.2%が「カード会社から聞いた」と回答。次に多い 39.3%が「自分で気付いた」と答えている。
今回の調査で、不正利用の手口として一番多かったのは「フィッシング詐欺」(23.1%)だった。次に多かった「なりすまし」(20.0%)は、カードの名義人になりすました第三者がクレジットカードを不正に利用する手口だ。「ネットショッピング詐欺」(19.0%)は、ネッ
トショップで購入したのに商品が送られてこないという詐欺となる。テクノロジーの進歩などにともなって不正利用の手口も巧妙化していくため、最新の動向を把握しておくことも大切だとしている。
クレジットカードの不正利用が発覚したタイミングとして最も多かったのが、「カード会社からの連絡時」(35.4%)だった。続いて、「利用明細の確認時」(24.8%)、「口座から引き落とされた時」(13.6%)、「利用通知サービス確認時」(13.4%)の順となった。
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ペイメントナビ編集部
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