2020年10月8日21:35
TISは、会津若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会が2020年10月6日より開始した観光活性化企画「極上のはしご酒」のデジタルクーポンの仕組みを、スマートシティ共通決済サービス「ID決済プラットフォーム」を活用した会津若松市の地域ウォレット「会津財布」上で利用できるサービスとして提供したと発表した。
「極上のはしご酒」は、会津若松市内宿泊者向けに1,000円で会津のお酒や郷土料理などを楽しめるナイトタイムエコノミー活性化企画となる。同取り組みでは、従来の紙によるクーポン付きパンフレットをデジタル化し、スマートフォンにインストールした「会津財布」アプリ上で利用できる。「極上のはしご酒」では、参加店舗の地図検索や混雑状況の確認、クーポンの購入・利用が可能だ。
「会津財布」は、会津若松市の地域ポータル「会津若松プラス」を使った認証で、QRコード決済や生活に便利な様々なサービスを1つのアプリ上で利用できるデジタルウォレットとなる。「極上のはしご酒」では、この「会津財布」に、観光客やビジネス客が利用できるようビジター登録機能を追加し、利用者認証を行う。
「極上のはしご酒」のデジタル化は、会津若松市におけるスマートシティ化の取り組みの一環で、TISはこのデジタル化事業が、地域における今後の持続的な観光施策、商業活性化施策の指針となるよう、会津若松市や地域事業者と共に、官民一丸となり取り組んでいる。
なお、デジタルクーポンの発行・管理には、ディーカレット社のブロックチェーン技術を使ったデジタルバリュープラットフォーム「価値交換基盤」を活用しているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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