2010年12月13日12:48
凸版印刷は12月13日、環境配慮型カードに植物の種を付加した「TANE-KAMICARD」(タネ カミカード)の試作品を開発したと発表した。同カードは、凸版印刷が2009年より展開している、生分解性100%の環境配慮型カードであるKAMICARDに、植物の種を付加。使いきりのギフトカードや、携帯電話のSIMカードで折り取った際、廃棄していた部位に植物の種を仕込むことで、土中に埋めて花を咲かせたり、植物の生育を楽しんだりすることができるという。従来の環境配慮型製品としてのKAMICARDの特長に加え、植物を育てることができるようになったことで、カードの使用後に楽しむことができ、環境保全にも貢献した実感を得ることができるという。
同カードのサイズは一般カードと同じ縦54.0mm×横85.7mm×厚さ0.76mmを想定。同社では今後、実用化のための耐久性の向上など開発を進め、携帯電話のSIMカードやギフトカード、園芸小物用途など向けに、2012年度のテスト運用を目指す。