2011年5月6日9:20
大日本印刷(DNP)の100%子会社であるDNPメディアクリエイトは、2006年に販売店における店頭コミュニケーション手法を調査・研究する「買い場研究所」を設立し、売り場を生活者視点で「買い場」と捉えた実践的なマーケティングの調査および課題解決の提案を行っている。買い場研究所は、2011年5月2日、店頭における購入者(ショッパー)の意識や行動を分析し、商品購買に導くための流通・メーカー向けマーケティングプログラム「Insight Doctor(インサイト ドクター)」を開発したと発表した。
Insight Doctorは、商品やサービスに対する利用者の意見やニーズを汲み取り、満足度や購買意欲の向上を図るコンシューマー・マーケティングに加え、店頭でのショッパーの意識や行動を分析して購買決定へと導く、売り場を活性化させる具体的な提案を行うショッパー・マーケティングプログラムを提供する。
具体的には「店頭における『ショッパーの購買行動』の調査」、「STEP1の結果に基づく『ショッパーの意識・行動情報』の分析」、売場の効率化に関する改善レポート、MD(Merchandising)戦略に関する改善レポート、ブランド戦略に関する改善レポート、VMD(Visual Merchandising)戦略に関するレポートといった「各種改善レポート作成」の3段階で構成する。
参考価格は、プログラムメニューの基本設計、POSデータ分析、店内回遊動線の追跡調査、改善レポートの組合せの場合で、460万円(税抜)。
DNPは、流通事業者やメーカーに対して販売し、2013年度までに3億円の売上を目指す。