2011年9月20日8:30
ソニーは、2011年9月16日、「109シネマズ」を全国に展開している映画興行会社の東急レクリエーションに対し、映画館のデジタル化を支援する「デジタルシネマ・ソリューションサービス」を提供する契約を締結したと発表した。同サービスにより全国の東急レクリエーションが運営する109シネマズの全17サイト、全147スクリーンがデジタル対応となる。
ソニー製4Kデジタルシネマ上映システムの設置は、東日本大震災により営業休止していた宮城県黒川郡富谷町の109シネマズ富谷(9月14日営業再開)の全10スクリーンを皮切りに、11月には神奈川県藤沢市のJR辻堂駅前大型商業施設「Terrace Mall湘南」内に新規オープンする109シネマズ湘南の9スクリーンへ実施予定である。その後、全国へ展開し、全システムの設置完了時期は2013年6月を目指している。
109シネマズ湘南については、映画館を場として活性化させ、メディアとしての付加価値向上につなげる新たなビジネスを作る取り組みを協同展開することで東急レクリエーションと合意した。
具体的には、大型LEDディスプレイ、デジタルサイネージシステム(ARを含む)、FeliCaタッチクーポンシステムなど、複数枚のパネルを劇場内に設置して最先端のメディア環境を整備し、これらディスプレイとシアター内のシネアドを連動させた新しいシアターメディアビジネスの検討・開発を協同で行っていくという。