2012年9月26日12:08
ソアリンクは、iOSやAndroidに対応した近距離通信技術であるSSC(smart sonic communication)の提供を開始したと発表した。
SSCは、2.2Kbps(275バイト/秒)のデジタル信号を超音波信号に変換して伝送する技術であり、同社では特許出願中であるという。同技術は内蔵されているスピーカやマイクをスマートフォンが制御して双方向通信が可能となる。NFCはiPhone5で搭載が見送られたが、AndroidやiOSを含めたほとんどのスマートフォンに対応できる通信技術として、幅広い活用が見込める同社では期待している。
同社では、スマートフォンとデータを直接送受信することが可能な、専用開発の圧電ブザー型送受信ユニットを提供する。送受信ユニットは到達範囲を制御可能で複数のスマートフォン、iPhone5にデータを配信することも可能だ。また、同技術はスマートフォンのマイク、スピーカを使用しながら18.0KHzの帯域を使用するため人の耳ではほとんど聞こえないという。
同社によると、現在、複数の通信事業者、流通事業者が採用を検討しているそうだ。同社では今後、クラウド連携により送受信ユニットをよりセキュアで柔軟に活用できる革新的な機能を追加していく予定だ。