2013年7月5日19:22
チップメーカーの日本テキサス・インスツルメンツは、新製品の「RF430CL330H」ダイナミックNFCタグを発表した。また、TIの組込みプロセッサ製品によるNFC開発を容易にする「TRF79xx」 NFCトランシーバ・ファミリー向けの標準ライブラリであるNFCLink ソフトウェアも同時に発表した。
「RF430CL330H」ダイナミックNFCタグ は、プリンタ、スピーカー、ヘッドセットおよびリモコンのほか、ワイヤレス・キーボード、マウス、スイッチおよびセンサなどのさまざまな製品で使用されるBluetoothおよびWi-Fi接続に、低価格で簡素化されたペアリング・プロセスを提供する。
また、NFCLink ソフトウェア ファームウェア・ライブラリは、市場実績が豊富なStollman E+V GmbH およびKronegger GmbHの各社との協働によって実現し、開発各社はTIの「MSP430」超低消費電力マイコン製品、 Tiva C シリーズのARMCortex Mマイコン製品 およびSitara ARM Cortex Aプロセッサ製品を使って、TRF79xx NFC トランシーバ製品向けのNFC アプリケーションを迅速に作成可能だ。今後、TIのそのほかの組込みプロセッサ製品プラットフォームもサポートする予定となっている。各種OS上で実行されるNFC アプリケーションとしては、POSデバイス、ルーター、セット・トップ・ボックス、車載向けインフォテインメントなど、そのほかの多様な民生向けデバイスがある。