2010年9月10日14:53
NECは9月10日、RFID技術を用いたアクティブタグの主要ベンダーである日立産機システム、エアロスカウトおよび、セイコープレシジョンの製品を組み込んだソリューション提供を強化すると発表した。アクティブタグは約50mの長距離通信を可能とし、センサ技術との連携できめ細かな監視を実現する。
これまで、アクティブタグを組み込んだソリューションの開発においては、タグが収集した膨大なデータの処理やフィルタリング、位置の検知などを行う仕組みが各社タグで異なるため、個別のアプリケーション開発が必要となっていた。この課題解決のため、アクティブタグのソリューション提供、ミドルウェア開発で実績のあるNECネッツエスアイは、主要3社のアクティブタグを活用し、タグ経由で取得したデータの管理・処理を可能にする共通ミドルウェアを開発した。
NECは、このミドルウェアの採用により、主要3社のアクティブタグの特長を生かしたアプリケーション開発を効率化でき、安定的に3社のアクティブタグを確保するとともに、顧客の用途や要件に沿ったビジネスモデルの立案からRFIDソリューション開発を短期間かつ、低コストで行う。