2018年1月24日19:16
KDDI、ZOYI Corporation、ARISE analytics、ipoca は、2018年2月から、相鉄ビルマネジメントが運営するショッピングセンター「JOINUS (ジョイナス)」(神奈川県横浜市)において、より効率的な店舗運営の向上、リアル店舗における新たな買いもの体験の提供を目的として、顧客動線と顧客属性を組み合わせ、利用者の来店状況を分析する実証実験を開始すると発表した。
同実証実験では、「JOINUS」内の各出入口やロビーなど主要な地点に設置された複数のIoTセンサーにより、来店客が持つスマートフォンからWi-Fiを通して時間ごとの来店者数などを把握できる。また、ipocaが提供するさまざまな店舗のクーポンが利用可能なスマートフォン向けアプリ「NEARLY」を通して「JOINUS」内で利用した人の属性情報 (該当項目へジャンプ) を把握することができるという。
「JOINUS」は、相模鉄道本線の横浜駅と商業施設が一体化した駅ビルで、1日あたり約23万人が来店している。今回の実証実験によって得られたデータや分析結果をもとに、「JOINUS」では、店舗レイアウトの改善やO2Oによるプロモーションの促進など、より効率的で高い店舗運営効果を得られるサービスの提供や改善を目指し、リアル店舗における新たな買いもの体験を来店者に提供していく方針だ。
KDDIは、今回の実証実験でデータを収集し解析できるIoT基盤、ZOYIはIoTセンサーを提供する。ARISEは、IoTセンサーから得られたデータをもとに分析を行うとともに、KDDIやipocaとともに、可視化した分析結果を「JOINUS」に対してフィードバックする。ipocaは、スマートフォン向けアプリ「NEARLY」を提供する。