2023年9月18日9:30
GMOあおぞらネット銀行は、銀行APIや専用支店、専用カード等の銀行機能をパーツとして提供する「かんたん組込型金融サービス」のサービス名称を、2023年9月15日より「BaaS byGMOあおぞら」に変更した。
BaaS(Banking as a Service)やエンベデッドファイナンス、組込型金融という言葉が聞かれ始めてから数年が経過し、現在ではこれらを活用したサービスも登場している。同社は、銀行機能をパーツとして事業者に提供できることが強みであり、2023年6月末時点でBaaS byGMOあおぞらのサービス契約数は500件を突破している。
BaaSや組込型金融といった言葉自体の認知が進む一方、最近ではBaaSと組込型金融の違いについて問われることも多くなっている。そこで、同社では、『組込型金融=非金融・金融問わず、すべての事業者が享受する金融サービスの概念』、『BaaS=組込型金融を支える手段』と定義した。
組込型金融とBaaSの違いを定義したことに伴い、2018年のインターネット銀行事業開始当初より取り組んでいる“事業者さまのサービスを黒子として支える”という姿勢を示すには、サービス名に「組込型金融」ではなく、「BaaS」を入れるべきだと考えたそうだ。また、BaaS=銀行機能を提供するクラウドサービスであることが伝わりやすくなることで、商品理解が進むとした。