京葉銀行の次世代勘定系システム稼働、Linuxオープン基盤を採用(日立製作所)

2025年1月6日21:03

日立製作所(日立)は、このほど、京葉銀行の次世代勘定系システムを構築し、2025年1月4日から稼働を開始した。

同システムは、従来のメインフレームの信頼性を継承したLinuxオープン基盤を採用し、さらにアプリケーションプログラム再構築によりシステムをスリム化することで、商品・サービス開発時の柔軟性・迅速性の向上、およびシステム開発・保守作業の作業負荷やコストを削減するという。これにより、約25%の生産性向上を実現する。また、Linuxオープン基盤によりハードウェア・ソフトウェア選択の自由度が向上し、クラウドの利用やDX化の推進といった選択肢が広がるそうだ。

さらに、各種システムやチャネルサービスとの連携を実現するバンキングハブを新機能として適用することで、異業種連携などの外部サービスとシームレスな接続が容易になり、利用者のニーズや事業環境の変化に応じた柔軟な対応が可能となる。

また、同システムは、日立が運営する堅ろう性・信頼性を備えたデータセンターを活用することにより、現用システムと同等のシステム構成を備えたバックアップシステムを構築した。これにより、災害発生時などにおいても業務継続可能な範囲の拡大を実現する。これらのミッションクリティカルなシステム運用により、事業継続性のさらなる強化につなげるそうだ。

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Finance News Navi編集部

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