2026年6月19日11:06
米国・ Stripe(ストライプ)は、米国での法人設立を簡易に支援するプラットフォーム 「Stripe Atlas」上で分析された、スタートアップの新たな動向を発表した。同分析によると、「ソロプレナー(共同創業者を持たず、一人で起業するアントレプレナー)」によって起業された企業数は、2026年第2四半期に設立された C コーポレーション全体の63%を占めており、過去最高水準となっていることが判明した。
Stripe Atlasを通じて法人化されたソロプレナー企業の2025年の数値を見ると、初年度6カ月間の売上平均が中央値層では前年比23%と減少していた一方で、上位10%の企業の売上は19%増加した。

4年前、創業後6カ月間の売上において上位10%のソロプレナー企業は中央値層の約34倍を記録していたのに対して、2025年にはその差が61倍にまで拡大している。また、年間売上10万ドル (約1,600万円) を超えるソロプレナーの数は、2022年に比べて1.3倍も増加した。
最も成功しているソロプレナーは、製品の中核にAIを据える「AI ネイティブ」な製品を開発しているという。上位10%は、中央値層に比べて約2倍の確率でAIネイティブな製品を開発している傾向にあった。創業から2年時点で、AIネイティブな製品を開発するソロプレナー企業の売上は、その他の約2倍だった。売上分布の50〜95パーセンタイルに位置する企業群では、一貫して AI ネイティブな製品を開発するスタートアップが高い売上を記録していた。
上位10%のソロプレナー企業は、初月の時点で平均約10カ国で製品を販売していたのに対し、中央値層ではわずか3カ国に留まった。創業から24カ月後時点で、中央値層は約6カ国に留まる一方で、上位 10% のソロプレナーは平均して米国外の40の国々で事業展開を加速させている。
また上位10%は、自国市場以外からの売上比率も大幅に高くなっていた。上位層では売上の51%が海外市場から得ているのに対し、中央値層ではその割合が僅か2%という結果だ。この差の大部分は創業者の所在地に起因しており、上位層の創業者は米国外に拠点を置く割合がやや高いことが判明している。そのために米国市場に早期参入するケースが多く、特にソフトウェア業界において米国は最も大きな市場であることから、早期に米国市場へ参入することが成長の加速にもつながることが明らかになった。
上位 10% のソロプレナー企業は、中央値層に比べて約 30% もの高い確率で B2B 業態の企業を運営していた。
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