2025年2月7日9:50
セブン銀行は、第4世代ATMを用いた「+Connect(プラスコネクト)」の新サービスとして、2025年2月6日に「FACE CASH(フェイスキャッシュ)」をリリースした。
同サービスは、全国のセブン銀行新型ATMにおいて、顔認証とパスコード・暗証番号の入力により現金の入出金取引きが可能となり、+Connect としては「ATMお知らせ」「ATM窓口」に続く3つ目のサービス展開となる。
「FACE CASH」は、事前に利用登録をすることでキャッシュカードやスマートフォン不要で、全国のセブン銀行新型ATMによる現金の入出金等が可能な新サービスだ。キャッシュカードなどの紛失や偽造・盗難、なりすましによる不正利用などのリスクを低減することができることに加え、パスコード・暗証番号の認証と顔認証を組み合わせることで、「利便性」と「安心・安全」の両方を実現するという。
なお、セブン銀行新型ATMには、日本電気(NEC)の生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、高い認証精度を誇る顔認証技術を搭載している。さらに、同サービスを安心・安全に利用してもらうため、両社で共同開発した複層的な独自のセキュリティ対策を講じているそうだ。24 時間 365 日稼働している有人監視センターでのATM監視や、警備会社や警察などとの連携を通じ、顔認証の精度向上や第三者の映り込み、なりすましといった不正な取引きなどへのさまざまな対応策を実装しているそうだ。
同サービスの導入により、顧客に最先端技術を実装した便利で新しい金融体験の提供が可能となり、提携金融機関の口座数拡大が期待できる。また、キャッシュカードの破損・磁気不良にかかる事務負担の軽減にもつながり、将来的にはキャッシュカードの発行不要な口座開設サービスの実現にも活用できる。
同サービスの開始に伴い、セブン銀行口座の保有者、静岡銀行の口座を持つ人も、利用可能となった。
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ペイメントナビ編集部
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