2025年7月18日6:50
プレイドは、同社の提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズのプロダクトにおいて、「リージョン固定プラン」および「監査ログ機能」の提供を開始した。
金融機関をはじめとしたエンタープライズ企業や公的機関、決済機能を持つサービスを展開する企業などを中心に、より高水準のデータセキュリティおよびデータガバナンスが求められている。この状況を受けプレイドでは新たに、KARTEシリーズの各プロダクトの導入におけるオプションプランとして「リージョン固定プラン」を提供するそうだ。
同プランにより、エンタープライズグレードのセキュアなシステム連携や高度な機能を必要とする企業は、KARTEシリーズのプロダクトにおけるデータ保管を日本国内で完結できるようになる。
また、「監査ログ機能」は、KARTE活用企業がKARTEシリーズ上で運用するデータソースのうち、個人情報等を扱うリソースへの操作履歴を記録・参照できる機能だ。
同機能で提供される監査ログには、いつ、誰が、プロダクト内の個人情報等を扱うリソースに対してどのような操作を行ったかが記録される。これにより、法令や社内規約の遵守状況の確認、不正アクセスの早期発見、および内部統制における証跡管理を支援し、さらなるセキュリティガバナンスの強化につなげるという。
今回の機能拡充によって、金融機関をはじめとする厳格なデータ管理が求められる企業においても、セキュリティやコンプライアンス要件を満たしながら、KARTEによる1st Party Customer Dataのリアルタイム解析に基づく深い顧客理解と、それによる高度なパーソナライゼーションをあらゆる顧客接点で実現できる環境を提供可能となる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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