2023年11月20日20:44
ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、アプリデザインを4年ぶりに大幅リニューアルしたと発表した。操作性や利便性を重視したリニューアルで、ホーム画面のデザインを大幅に変更、また節約術など買い物に役立つ情報を掲載するメディア「Shufoo!プラス」のコンテンツやレシピ情報を閲覧できる「お役立ち」タブを追加した。今回のリニューアルにより、これまでチラシや販促情報の提供がメインだったShufoo!は、買い物前後に役立つ情報までトータルで提供する。
Shufoo!は2001年8月にサービスを開始した。2019年には従来の画一的なチラシ情報に加え、店舗単位のリアルタイム投稿が可能になるなど個店販促に力を入れ、大幅なアプリリニューアルを行った。また2021年には動画形式のチラシをリリース、2022年にはレシピ動画を閲覧・検索できる機能を追加している。今回のリニューアルは、感染症の拡大や相次ぐ物価上昇などの社会環境に伴う生活者の意識変化、価値観が多様化したことも鑑みながら、操作性を重視したアプリ改修の実施となった。
今回の大幅リニューアルに先行し2023年3月から5月の期間に第一弾として、店舗検索機能や初回起動時のフロー改善を行った。第二弾となる今回は、ユーザーの利用頻度に合わせてコンテンツ配置を最適化し、チラシのサムネイル画像を従来の138%に拡大するなど、直感的に使えるUI/UXデザインに変更している。加えて、2022年よりアプリ内で提供してきたレシピ情報と、買い物情報メディア「Shufoo!プラス」の記事を見られる「お役立ち」タブを追加した。2021年9月に実施したShufoo!のユーザーアンケートでは、Shufoo!に新たに追加してほしいコンテンツとして、複数ある選択肢のうち「レシピ」と「買い物や暮らしに役立つコラム」が上位に入りニーズの高さが分かったという。
「Shufoo!プラス」は、流通企業のPB商品の紹介や食材に関する豆知識、節約やレシピ系の記事など買い物に役立つさまざまな記事を配信している。2023年7月には月間PV数が80万を突破。「お役立ち」タブが追加になったことで、チラシなど販促情報を見ながら、買い物前後に必要なレシピ情報や関連記事を見ることができる。
若年層に限らず、Shufoo!ユーザーである30代~60代の層にもInstagramやTikTokなどSNSが浸透し、テキストではなく画像や動画を中心に情報を取得する方法が主になってきた世の中の動きに合わせ、アプリ内の画像を全体的に拡大した。特にチラシのサムネイル画像サイズは従来の138%と、直感的に情報収集ができるデザインになった。ホーム画面ではさまざまなコンテンツを集約する「おすすめ」を最初に見る画面として表示し、他に「チラシ」「タイムライン」「クーポン」「イベント」と販促情報のカテゴリごとにみられるコンテンツタブを上部に追加した。また、画面下部にあるタブバーもユーザーの利用頻度を分析して配置を変更し、「ホーム」「お気に入り」「さがす」「お役立ち」「ポイント」を常時表示にした。Shufoo!にはシュフーポイントという独自のポイントシステムがあり、ログインや各コンテンツの閲覧等によって貯まるポイントでプレゼント応募ができる。従来、シュフーポイントの確認やプレゼント応募は「マイページ」の中で展開してきたが、今回「ポイント」タブとして名称変更したことによりポイント活用の機会を増やし、よりお得にShufoo!を楽しめる工夫をした。その他、チラシを始めとする各コンテンツの表示方法や文字サイズの調整など、操作性向上のために全体的にデザインを最適化している。
また、チラシページには、ユーザーが設定したマイエリアやお気に入りに登録した店舗のチラシコンテンツが一覧表示される。さらに、表示に関する設定機能を追加し、表示の並び順を好みに合わせて変えることができるだけでなく、スーパーやドラッグストアといった業態の絞り込み設定が可能になった。
また、2022年にShufoo!アプリ内で閲覧可能となったレシピ情報に加え、流通企業の取り組みや生活に役立つ節約術など買い物に「楽しい」をプラスする情報を届ける「Shufoo!プラス」の記事をアプリ内でも閲覧可能になった。コラムやレシピなど、好きなコンテンツを閲覧できる。
さらに、利用頻度の高いメモ機能にさらにアクセスしやすくした。ホーム画面右下に表示されるため、ワンタップで買い物リストやレシピなどを書き留められるようになる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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