2024年4月5日16:34
オカムラは、2024年4月、顧客である小売業やパートナー企業、社外研究者などのさまざまな立場の人との共創を通して未来の店舗のあり方を描き出す「お店のみらいを創造する研究所(愛称:みせいくラボ)」を発足すると発表した。
オカムラは、長年にわたる小売業のニーズや課題に対応する店舗づくりから培ったノウハウを生かして顧客の課題に合わせたソリューションを提供しているという。「みせいくラボ」は、社会や市場、業界、技術の動向を捉え、未来の小売りに関わる調査研究を行い、さまざまな立場の人との共創活動によって10年先の店舗像を描き出すそうだ。未来の店舗のあり方を描き出し、共創を通じたイノベーションによる新たな需要の創出を目指す。
オカムラの商環境事業は、システム陳列什器、冷凍冷蔵ショーケース、専用陳列什器、バックヤード什器などの製品の品ぞろえに加え、店舗の企画から自社の空間デザイナーによるレイアウトや内装のプランニング、施工、メンテナンスまで、店舗づくりをトータルにサポートしている。長年にわたり、海外視察や業界動向の情報収集、情報誌の発刊なども行い、豊富なノウハウを生かして顧客の課題に合わせたソリューションを提供しているそうだ。
昨今、消費行動や価値観の変化、働き手の減少、ECの普及、AIやロボットに関する技術の発展など、消費者や小売業を取り巻く環境は大きく変化しており、新しい店舗のあり方が求められている。
オカムラは、「みせいくラボ」を通じて、顧客である小売業やパートナー企業、社外研究者などのさまざまな立場の人と共創し、未来の店舗像を描く。研究所の愛称は、お店に行く「店行く」とお店を育てる「店育」をかけて、「みせいくラボ」としている。「みせいくラボ」に所属するメンバーは、これまで営業や設計、製品開発に携わっており、さまざまな視点から店舗づくりを考える。10年先の未来の店舗像に焦点を当て、社会や市場、業界、技術の動向を捉え、未来の小売りを独自調査する。また、顧客・パートナー・社外研究者との実証実験やワークショップを通して、未来へのアイデアを共創する。さまざまな立場の人との共創を通じて未来の店舗のあり方を描き出し、さらなる提案力の強化や、業界の発展に有益な情報の発信を行い、イノベーションによる新たな需要の創出につなげていくことを目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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