2025年7月16日8:52
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.は、東京国際空港(以下、羽田空港)第3ターミナルの4Fに、2025年7月16日より、アメリカン・エキスプレスのカード会員専用の「センチュリオン・ラウンジ」の営業を開始した。前日には記者向けの内覧会を開催した。
羽田空港第3ターミナルにオープン
須藤氏「鳥肌が立った」
羽田空港の「センチュリオン・ラウンジ」は、羽田空港第3ターミナルの114番ゲート付近に位置する。空港で出発までのひとときを、ゆっくり過ごしいただくための、アメリカン・エキスプレスのカード会員専用の空港ラウンジだ。「プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード」、「センチュリオン・カード」のカード会員が利用できる。
アメリカン・エキスプレス日本代表/社長:須藤靖洋氏は「センチュリオン・ラウンジでは、海外出張へ、あるいはプライベートでの利用において羽田空港をご利用される日本のお客様に対して、出発前の上質で、そして快適な体験を提供することをお約束します。また、今後もさらに増えてくるであろうインバウンドにおいて、海外からのお客様に対しても、日本の魅力やアメリカン・エキスプレスならではの質の高いサービスを提供していきたいです」と話す。実際、ラウンジが出来上がった際に須藤氏は訪れたが、「鳥肌が立った」という。
日本文化からインスピレーション受けたこだわり
特製メニューやドリンク&スイーツバー
羽田空港のセンチュリオン・ラウンジには、日本文化からインスピレーションを受けたこだわりが随所に埋め込まれているそうだ。
自身が手掛ける「赤坂おぎ乃」を含む、東京の複数のミシュラン星付きレストランで腕を振るってきたシェフ・荻野聡士氏が監修した特別メニューを提供する予定だ(2025年秋頃から提供予定)。荻野氏による特別メニューに加え、ラウンジのキッチンでは、寿司やラーメンといった日本の伝統的な料理を提供する。
また、ビュッフェでは、カレーやみそ汁、サラダなど、国内外の料理を楽しめる。
バーでは、ワインや日本にちなんだカクテル、日本のビール、日本酒、焼酎などのドリンクメニューを提供する。各センチュリオン・ラウンジ独自のシグネチャーカクテルでは、日本の奥飛騨の日本酒をベースに作った「ブルーバード」を提供している。
さらに、お茶と和菓子を提供する専用スイーツバーも設けられる。スイーツは季節ごとに変わるという。クッキーは厨房で焼き上げられているのも特徴だ。
「ジャパン・ブルー」に着想得たデザイン
オリジナルアートも展示
センチュリオン・ラウンジのデザインは、アメリカン・エキスプレスの社内クリエイティブ・エージェンシー「OnBrand」が手掛けた。羽田空港の日本文化の世界観、職人技、芸術性、そして日本の藍染め技法によって生み出される深みのある藍色「ジャパン・ブルー」に着想を得たという。バーエリアには、「鱗(うろこ)」模様のセラミックタイルの床と天井からは印象的な天蓋(てんがい)が設けられ、座席エリアには江戸切子から連想された特注のシャンデリアが輝きを演出した。ラウンジ内の随所では、日本の各地域の文化に根差したテキスタイルや壁紙が施されている。
複数の日本人アーティストによるアート作品もラウンジ内に展示。黒木周氏によるアメリカン・エキスプレスをモチーフにした壁画や、松本沙希氏によるアメリカン・エキスプレスのマスコット「サー・チャールズ・フロスティ・ブルー」を日本の神社に置かれる守護獣「狛犬」として再解釈したテキスタイル作品などのほか、岩崎隆二氏による陶芸作品、佐々木亮平氏による水墨画、横山美穂氏による輪島塗の漆工芸作品などが展示されている。なお、石川県の伝統工芸品である輪島塗の作品の展示には、2024年に発生した能登半島地震の被災地でもある石川県への復興の思いも込められているそうだ。
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