「ebisumart」がBtoB-EC特化型「ebisumart BtoB」提供(インターファクトリー)

2024年5月17日7:40

インターファクトリーが提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」は、BtoB-EC特化型「ebisumart BtoB」の提供を開始した。

経済産業省が2023年8月に発表したECに関する市場調査によると、国内BtoB市場のEC化率は2021年で35.6%、2022年には37.5%と堅調に伸び続けている。また2022年のBtoB-EC市場規模は420兆円と非常に大きく、その背景には、ECシステムを提供する企業の多様化や、BtoBに特化したサービスの登場などにより、より効率的にECサイトを運用できるようになったこともあるとしている。

さらに、2024年にはNTT東日本およびNTT西日本のISDN(INS)回線サービスの「INSネット」の廃止が決まっており、国内の多くのEDIで使われているINSネットからのネットワーク移行のタイミングに合わせて、システム改修やリプレースを検討する企業が増え、その結果、DX化が進み、BtoB-EC市場はより大きく成長することが見込まれているそうだ。

しかし、売上向上のための販促機能やマーケティング機能が重視されるBtoC-ECとは異なり、BtoB-ECでは業務効率化や取引先との契約履行など特有の商習慣に合わせた機能が必要になる。

そこでebisumartでは、従来の標準機能をBtoB-EC向けに見直し、不要な機能を削減することで、BtoBの商習慣に合わせた機能の提供や既存ビジネスの踏襲を実現しやすくした「ebisumart BtoB」の提供を開始した。これまでebisumartで提供していたクラウド型のメリットはそのままに、より業務に対応したBtoB-ECを構築することが可能になるそうだ。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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