「Skip Cart」を H2O グループの食品スーパーに試験導入(H2O)

2024年10月4日13:23

エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)は、東芝テックとRetail AIと連携し、セルフレジ機能付きスマートカートシステム「Skip Cart」を H2O グループの食品スーパーに試験導入した。顧客の買い物体験向上と買い物時間の短縮を実現し、同時にレジ運営業務の省力化を図ることで、人手不足の解消に効果が見られるかを検証するという。

Skip Cart本体 タブレット画面(イメージ)(H2O)

Retail AI が開発した Skip Cartは、タブレットで誰でも簡易に操作ができるセルフレジ機能付きスマートカートシステムだ。特長として、カートでスキャンした商品の合計金額をリアルタイムで把握できることや、レジ待ち時間の短縮が実現できることが挙げられる。その SkipCartと東芝テックが小売業にさまざまなサービスを提供するグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」、そして同社店舗システムをクラウド上で接続し、商品の登録からセルフ会計までをスピーディーに行うことができるという。また、Sポイント対象カードを持つ人には、該当店舗での過去の買い上げ実績からタブレット画面上にパーソナライズされたおすすめの商品や、ポイントがお得に貯まる商品を案内する。

現在 H2O グループの食品スーパーはすべて店員による商品登録を行っており、多くのレジ係員が必要となっているそうだ。また、曜日や時間帯によっては顧客の会計待ちが発生する場合がある。

それらの課題解消に向けて Skip Cartを試験導入し、顧客の買い物時間を短縮するとともに、タブレット画面を使用した販促効果により、売上や買い上げ点数の増加効果も期待している。また、店員によるレジ登録業務が減るため、レジ運営業務の効率化が実現できるかを検証する。

なお、今回の実証実験は、H2O が 2024 年 5 月に発表した「中期経営計画 2024-2026」における重点取り組みの 1 つ、経営効率化・生産性向上のための省力化・省人化・省エネ化の推進にのっとったものだという。

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ペイメントナビ編集部

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