2010年12月20日8:28
日本経済新聞社は2011年3月8日から11日の4日間、総合展示会「街づくり・流通ルネサンス2011」(「JAPAN SHOP」「建築・建材展」「リテールテックJAPAN」「IC CARD WORLD」「SECURITY SHOW」「ライティング・フェア」「フランチャイズ・ショー」の7展示会で構成)を東京ビッグサイトで開催すると発表した(フランチャイズ・ショーは3月8日から10日)。開催規模は全7展で前回を上回る1,145社・3,321小間(12月10日現在)となり、東京ビッグサイトの東西全館を使用、小売・流通、建築・デザイン、情報・通信関係者など、約25万人の来場を見込んでいる。
27回目の開催を迎える「リテールテックJAPAN」は、POS レジなどの店舗システムからチェーン本部システム、店頭プロモーション機器、RFID・ICタグ、バックヤード・物流システム、デジタルサイネージまで、流通業のサプライチェーンとマーケティングを進化させる最新IT機器・システム、関連サービスが一堂に揃う国内最大の展示会。大手POSメーカーやITベンダーを中心に、128社612小間の規模(12月10日現在)で開催する。
また、特別企画展として、映像情報機器を活用した次世代型インフォメーションシステム「デジタルサイネージ」を集中的に展示する「リテール・デジタルサイネージ2011」を併設する。
「IC CARD WORLD」はさまざまな分野で広く普及が進み、生活やビジネスに不可欠のインフラとなったICカードに関連する製品や機器、そしてICカードを活用した各分野のサービス、ソリューションを紹介する国内唯一の展示会。
13回目の開催を迎える今回は、31社・団体89小間(12月10日現在)の展示規模で開催。「決済」「マーケティング」「セキュリティ」などICカードを活用した最新情報を紹介するとともに、ICタグやモバイルに関する技術・ソリューションの最新動向を紹介する。
また、会場内セミナーステージでは、近距離通信規格「NFC(Near Field Communication)」に関する最新動向を紹介する「NFC カンファレンス」を実施。NFC対応のICカードやモバイルが普及すると、各規格で設計されたサービスの相互乗り入れや、グローバル市場に対応した製品・サービス設計が可能になると期待されている。同カンファレンスでは、携帯キャリア、システムベンダー、ユーザー企業など関連企業が集まり、NFCを取り巻くこれからのIC カード・モバイルビジネスについて議論する予定だ。また、NFCに関する製品を展示する企画コーナーも設置する予定となっている。
さらに、今回は「SECURITY SHOW」の会場を例年の西ホールから東ホールへと移し、セキュリティ関連分野として親和性の高い「リテールテックJAPAN」 「IC CARD WORLD」との隣接開催が7年ぶりに実現するという。