2021年3月11日12:07
Peach Aviationと、朝日放送テレビおよびティアックは、機内で動画コンテンツやフライトマップ、機内販売のセルフオーダーサービスなどを提供する「機内デジタルサービス」を共同開発し、2021年3月9日よりサービスを開始したと発表した。
同サービスは、利用者のスマートフォンやタブレット端末から、ドラマやバラエティ、アニメなどの動画コンテンツを機内で利用できるとともに、上空から現在位置を確認できるフライトマップなど、時間のある機内向けのコンテンツを充実させたという。今後、Peach と ABC テレビは業界の垣根を超え、航空会社とテレビ局、それぞれの視点から、就航地の魅力を発信するオリジナル動画などのコンテンツも制作するそうだ。
また、機内デジタルサービスの提供では、Peach とティアックは航空会社と音響機器メーカーそれぞれのノウハウを最大限活用し、日本で製造された高品質なインフライトサーバーを開発し、導入した。
同サーバーの特徴の1つが、独自の技術により、衛星によるインターネット回線を使用することなく、オフラインの状態でもクレジットカード決済が可能なことだという。セキュリティが確保されることに加え、従来のようなインターネットを使用しないため、大幅なコストマネジメントにも成功したという。なお、Peachは、同決済技術について、特許を出願している。さらに、同技術を用いて、利用者が機内で客室乗務員を呼ぶことなく、自身の端末から機内販売の商品確認、注文から決済まで行うことができるセルフオーダーサービスを導入した。
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ペイメントナビ編集部
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