2021年3月18日18:27
大日本印刷(DNP)は、VR(仮想現実:Virtual Reality)技術を用いて、バーチャルキャラクターが店舗やイベント会場などで接客やデモンストレーションを行う「DNPバーチャル接客サービス」に、新たに人の顔などの動きを読み取るフェイストラッキング機能とオンラインで決済できるライブコマース機能を搭載してサービスを拡張したと発表した。コロナ禍で需要が高まるオンライン接客の質の向上と業務効率化を支援するとともに、障がいがあって移動が困難な人でも遠隔地から接客できるなど、多様な人材の雇用機会を創出するそうだ。
同サービスは、販売員が遠隔地のオフィスや自宅などから、バーチャルキャラクターを自分の動きと同期(シンクロ)させて操作し、店舗等でディスプレーを見る顧客に商品紹介やデモンストレーションなどの接客を行う。このような非接触の接客が可能で、キャラクターや演出等でエンターテイメント性を持たせることにより、新たな体験価値を提供する。
従来はVRゴーグルとコントローラーを装着してキャラクターを操作していたが、キッズプレートとの連携により、カメラで人の表情を読み取るフェイストラッキングとキーボードによる操作だけで、人とキャラクターの動きをシンクロさせることを可能にした。これにより、操作が容易になり接客業務が効率化するほか、接客と同時に記録の記入等ができるため、課題抽出や顧客分析の強化につながるそうだ。
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