2021年3月25日13:43
セブン銀行と電通国際情報サービスの合弁会社であるACSiON(アクシオン)は、オンライン本人認証「proost(プルースト)」を使った在留カードによる銀行口座の継続的顧客管理サービスの提供を2021年3月25日より開始した。同時に、セブン銀行では外国籍顧客の適切な口座管理を実施するため、同サービスの利用を開始した。
金融サービスのグローバル化、IT技術の高度化により、マネー・ローンダリング、テロ資金供与等のリスクが高まるなか、銀行口座開設後の「継続的な顧客管理」に関する具体的な対策が求められている。
アクシオンでは在留カードを使用して口座開設した外国籍顧客の継続的顧客管理手法としてオンライン本人認証「proost(プルースト)」を導入、在留期限到来を予定している銀行口座を対象に、本人確認書類(在留カードのコピー)を郵送による提出を促すことなく、多言語対応したスマートフォン画面から、本人の顔画像および在留カードの撮影登録等を行うことで本人確認および国内の在留期間等の更新状況の確認を厳格かつ効率的に実現する。
なお、「proost(プルースト)」は、本人同意に基づき、登録された正しい本人確認情報(氏名、住所、本人確認書類記載情報、本人撮影顔画像等)を、データとして蓄積します。あらかじめ本人が許可した企業(銀行やカード会社等)を対象に、本人確認情報を共有し、本人確認発生時、本人の情報と登録された本人確認情報との照合を行う。なりすましなどの不正利用を防止するとともに、顧客手続きの簡略化、本人確認コストの低減など、安全性とともに利便性の向上、コスト削減につなげるという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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