2021年3月26日6:40
ジェーシービー(JCB)は、パナソニック システムソリューションズ ジャパンが展開する「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」に参画し、両社で「顔認証決済」サービスの本格展開に向けた検討を開始すると発表した。なお、読売新聞東京本社・読売巨人軍・東京ドームが推進する「ジャイアンツ×東京ドームDXプロジェクト」内のパナソニックの顔認証決済の技術実証では、JCBが決済に関する知見を提供しつつ、ノウハウを確立していくそうだ。
同取り組みは、JCB加盟店に設置する顔認証端末で、事前に登録した顔画像と、決済する人の顔画像を照合する。手ぶら決済による利便性の向上や、会計時間の短縮による待ち時間の削減およびレジの回転率向上等を目的として、ストレスフリーな決済を実現させる。顔認証決済は、専用決済端末に加え、スマートフォン・タブレット・PC等の汎用的な端末でもシステム連携が可能で、店舗側ですでに保有する端末でも導入できる。また、セキュリティ向上のため、PIN(暗証番号)入力との組み合わせによる2要素認証設定も可能だ。
今後両社は、簡単・スピーディーに展開できる顔認証技術を活用したサービスの実現を目指し、安全・安心で利便性の高い、「顔認証決済」のスキームを構築・拡大していく。
なお、パナソニックの「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」は、参加パートナーの商品やサービスにパナソニックの顔認証技術を組み込むことにより、利用者への新たな価値提供を共創するプログラムとなる。パートナープログラムを通じ、JCBの決済に関する知見と、パナソニックの世界最高水準の顔認証技術を活用した決済サービスの展開を検討していく。