2021年4月5日17:54
メルカリ、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的に、メルカリの子会社として2021年4月下旬にメルコインを設立する予定であると発表した。メルコインは、今後、暗号資産交換業者の新規登録申請を行う予定だ。
暗号資産は、現在、暗号資産全体の時価総額が200兆円を超え、これまで採掘された金の時価総額約1,200兆円の6分の1の規模に迫るという。国内の暗号資産やブロックチェーンの領域においては、2017年4月に「資金決済に関する法律」が改正され、以降、さまざまな事業者が暗号資産交換業に参入している。一方、グローバルな環境においては、資産運用に加え、決済や送金での利用等、さまざまなシーンで暗号資産やブロックチェーンの活用が行われている。
今回、新会社を設立し、暗号資産事業に取り組むことで、「メルカリ」の売上金のビットコインでの受取り機能の提供や、「メルペイ」においても決済・送金機能の提供に留まらず、与信、暗号資産・資産運用の機能を1つのウォレットで提供していくなど、より簡単に金融サービスを利用できる環境を構築していくそうだ。
また、価値交換を実現するブロックチェーンの技術に取り組むことで、NFT(Non-fungible token)等、これまでのモノ・お金に限らず、サービスやデジタルコンテンツなどの価値をさまざまな人が交換できる新しい取引の形を創出し、さらなる顧客体験の向上や顧客基盤の拡大に繋げていきたいとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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