2021年5月18日16:36
Squareは、米国でパートナーおよび開発者向けカンファレンスイベントSquare Unboxedを2021年5月6日に開催し、Snippets API for Square オンラインビジネス(スニペッツ・エーピーアイ・フォー・スクエアオンラインビジネス)への早期アクセスを含む、3つの新しい開発者向けツールを発表した。
Square オンラインビジネス上に構築された最初のAPIであるSnippets APIは、加盟店がオンライン体験を実現するためのプラグインを開発者が作成することを可能にする。Snippets APIを他のSquare APIと組み合わせることで、開発者は加盟店がオンラインにて顧客との接点を強化する新しいインタラクティブな方法を作ることができ、初期販売の確保や長期的なロイヤリティの構築、そしてコンバージョン率の向上に貢献できるとしている。
購入、レビュー、ライブトラフィックなどの要素について、顧客とのインタラクション通知を控えめに表示するソーシャルプルーフ・マーケティング・プラットフォームのFomo(米国、フォーモ)は、Snippets APIを使用してSquare オンラインビジネスと簡単に統合し、より多くのオンラインで販売活動を行う加盟店にリーチしたそうだ。
Squareは、オンライン販売の最適化と拡張を支援する2つの新しいツールWeb Payments SDK(ウェブ・ペイメンツ・エスディーケー)とLoyalty API(ロイヤリティ・エーピーアイ)の一般提供を発表した。Square Loyalty APIは、開発者がSquare Loyaltyのリワードプログラムを活用することで、Squareの加盟店にシームレスなオムニチャネルのロイヤリティ体験を提供する。一方、Web Payments SDKは、応答性が高く、カスタマイズ可能なオンライン決済体験を提供し、あらゆるeコマースサイトに統合することができるとしている。同SDKは、ACH(Automated Clearing House、小口決済システム)銀行決済を含む複数の決済方法をサポートしている(日本では現在未提供)。
Snippets APIとWeb Payments SDKは全世界で利用可能で、ACHは米国でのみベータ版が提供されている。Loyalty APIは、米国で利用可能で、その他の国でも近日中に利用可能になる予定だ。