2011年1月20日9:00
米FRBが検討しているデビットカードのインターチェンジレート(イシュア手数料)に上限を設ける件に関し、Visaは新たな計画を発表した。
インターチェンジレートを2本たてるという案だ。
FRBは資産が100億ドル以上の金融機関のインターチェンジ上限を、1トランザクションにつき12セントのキャップを設けようとしている。資産規模の小さいクレジットユニオンやカード発行会社は規制対象外だ。
ということで、資産規模の大きな金融機関と小さな金融機関の2通りのインターチェンジレートを設定しようとしている。
大手金融機関は加盟店から徴収できなくなる収益を、利用者の手数料アップで補おうとしている。
FRBの規制強化は関与者にとって本当にメリットのあることなのか。十分検討したほうがいいように思うのだが、どうだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。