2011年1月23日9:00
プリペイドカードのポテンシャルは高い。価値をロードできるというその特性によって、さまざまな用途に活用できるからだ。
このたび米財務省は、税金還付をプリペイドカードにすると発表した。従来は小切手の支払いだった。
対象者は年収35,000ドル以下の納税者。まずはテストパイロットで約60万人に郵便で通知する。
その内容は、2010年の税金還付をVisaプリペイドデビットカードするためのアクティベーションを呼びかけるもの。
カード名称は「MyAccountCard」で、何回でもリロードして使える。つまり、納税者はプリペイドカードもてば、自分のカードとして使えるのである。納税者は銀行口座を開設する必要がない。
財務省の試算によると、カードにロードするコストは10セント。小切手で郵送するコストは1ドルかかるという。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。