2021年11月11日11:51
ナウキャストとジェーシービー(JCB)は、国内消費指数「JCB消費NOW」をリニューアルしたと発表した。
「JCB消費NOW」は、国際カードブランド運営会社であるJCBと、ビックデータ解析ノウハウを持つナウキャストが開発した、消費活動を知るための指標となる。プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用して、“現金も含めた国内消費全体の実勢”を捉える消費指数を提供している。クレジットカードの決済データをもとに算出しているため、インターネットショッピングやキャッシュレス決済を含む幅広い消費の動向を捉えることが可能だという。
リニューアルでは、一部業種(「百貨店」「ショッピングセンター」「居酒屋」「ホテル」「ビジネスホテル」「ゴルフ場」「遊園地」)において、どの都道府県の居住者がどの都道府県でどのくらい消費したかを示す指数を、消費人数と消費金額をベースとした時系列データで提供する。
これまでの地方単位での指数に加え、 都道府県別の指数を時系列データで提供する。地方における消費のより細かい可視化が可能だ。
さらに、「カラオケ」や「高速道路」、「ECの化粧品」や「ECの家具」など、利用者から問い合わせの多かった業種を中心に新たに17種を追加し、全66種に拡充している。
そのほか、日本各地のJCBグループカード会員から匿名加工を施したサンプル数を1,000万人に拡大した。
加えて、「織物・衣服・身の回り品小売業」や「家具」など一部の小売関連業種について、新たに「実店舗のみ」の指数を提供する。小売業種の動向を「実店舗(オフライン)」と「EC(オンライン)」で比較して分析できるという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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