2023年10月25日8:00
ジェーシービー(JCB)とナウキャストは、匿名加工されたクレジットカード決済データをもとにした国内消費指数「JCB消費NOW」において、ダッシュボード機能の提供を2023年11月1日から開始すると発表した。これにより、「JCB消費NOW」が提供する各種データをブラウザ上で簡易に分析できるようになる。
経済活動の正常化に伴い国内の個人消費は回復傾向にあるが、コロナ禍が人々の行動様式を変えたことによる消費行動への影響や、物価高、円安といった状況を受け、消費動向をリアルタイムで捉えたいという企業からの要望は高まっているそうだ。
「JCB消費NOW」では従来、各種データをダウンロードして分析できる機能を提供していたが、利用者や用途の幅の広がりとともに、ブラウザ上でそのままデータを可視化し分析できる機能へのニーズが高まっていたことから、このほどダッシュボード機能を開発した。
ダッシュボード機能は、「業種別」「属性別」「要因分解」など、分析の目的ごとに8つのビューを用意。業種や消費形態(実店舗消費/EC消費)、消費者の属性などを指定することで、簡単に円グラフや折れ線グラフなどに反映して表示される。これまでダウンロード提供のみだった属性別のデータ、どの都道府県の居住者がどの都道府県でどのくらい消費したかを示す「FromTo指数」、目指数に対して、物価変動の影響を取り除いた「実質指数」の可視化も可能になる。
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ペイメントナビ編集部
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