2021年12月20日17:47
DATAFLUCTとクレディセゾンは、業務提携に関する基本合意を締結した。両社の知見を掛け合わせ、気候変動対策をテーマとしたコンセプトクレジットカードの2022年春以降の発行に向けた検討を開始する。同事業は、DATAFLUCTが展開する、データ活用でカーボンニュートラルな暮らしを実現する脱炭素事業の第一弾となる。
異常気象による世界各地の被害が報じられる中、2021年8月に公開された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最新レポートでは、人間の活動が地球温暖化を引き起こしていることは疑う余地がないと初めて明記された。国内でも「2050年カーボンニュートラル」に向けて法整備などの動きも活発化し、企業・経済活動でカーボンニュートラルを目指す動きが広がっている。また、若年層を中心に個人の環境意識も着実に高まり、「カーボンニュートラル」は、企業と個人の両者にとって重要なテーマだとした。
データ活用で社会課題を解決することを目指す同社は、「個人の環境意識が高まる一方で、自身の行動による環境負荷を把握し、実際に行動を変えたいと思った際にそれをサポートするサービスがない」という課題に着目し、2021年7月にスウェーデンのインパクトテック企業・ドコノミー(本社:スウェーデン)と提携契約を締結、消費活動×カーボンニュートラルをテーマに事業開発を進めてきた。ドコノミーと日本・アジア圏企業における「Aland Index(オーランド インデックス)」を活用した提携は初であるそうだ。両社では、ドコノミーの提供する CO2 排出量可視化技術「Åland Index」を活用し、決済データに紐づく CO2 排出量が可視化され、カーボン・オフセットができるクレジットカードおよび Webアプリケーションサービスの開発、提供の検討を行う。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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