ENEOS等がデリバリー実証実験、将来は1万3,000のSSを活用して持続可能な自動配送を目指す

2022年2月8日8:30

ENEOSホールディングス、ZMP、エニキャリは、東京都中央区佃・月島・勝どきエリアの半径1km圏内において、2022年2月1日~2月28日の期間、 自動宅配ロボットを活用したデリバリー事業の実証実験を、国内初の試みとなる遠隔監視による複数事業者参加で行っている。

SS拠点をロボットの充電・運用拠点に
歩道を走る低速行ロボットを活用

近年、物流の需要が高まる中で、効率の良い持続可能な配送の仕組みが求められている。その中で特に需要の伸びが大きいのが、ラストワンマイルのデリバリー市場だ。コロナ禍の中、フードデリバリーで約6,000億円、生協などの定期販売デリバリーや個人間配送などを含んだラストワンマイル配送市場は2兆5,000億円規模となる。

ENEOSホールディングス、ZMP、エニキャリの3社は、全国のガソリンスタンド(SS)等を活用してロボットを運用し、自動走行ロボットの輸送インフラを構築させたい考えだ。また、SSをロボットの充電・運用拠点とし、さまざまな人々への近距離自動集荷・配送を安心・安全、持続可能に行う仕組みの構築を目指している。サービスの実現に向けては、コストや人のアセットがカギとなるが、場所や電源確保、メンテナンス等はENEOSがSS等を活用して行う。

ロボットデリバリーの提供価値として、まず非接触で安心して商品を受け取れる環境を目指す。また、歩道を走る低速行ロボットを活用した、交通問題を解消する安全なサービスを実現させていきたいとした。さらに、配送員の人手不足が課題となる中、持続可能な将来にわたって使えるようなサービスを実現させる方針だ。

技術検証から事業性に向けた検証にシフト
半径1kmほどの商店の商品を届ける

実証実験では、エニキャリと共同構築したソフトウェアやプラットフォームを通じて対象となる住民からの注文を受け、ZMPの宅配ロボット「デリロ」等を活用した配送を行っている。同実証は、2021年2月に第一弾の技術検証を実施。「デリロ」を活用した課題抽出や技術的な検証を目的としたが、第2弾の実証では事業性に向けたトライアルとして、2台の「デリロ」をDr.Drive月島SSとシェア型企業寮「月島荘」の2カ所の設置拠点に配備した。遠隔で監視されたロボットが半径1kmほどの商店の商品を地域住民に届けている。

今回は、地域の商品をロボットが届けるサービスとして、日本で初めて複数店舗を遠隔対応により自動走行で配送している。営業時間帯は11時~20時となり、2月18日には深夜営業(24時~翌7時)を予定する。「特に(人の)確保が難しい夜間のサービスもトライアルをしたいと考えています」(ENEOS 未来事業推進部 事業推進3グループ 片山裕太氏)。配送時間は注文から約1時間となり、参加店舗はモスバーガ、サイゼリア、デニーズ、肉のたかさごなど26店舗。また、スーパーマーケットとしてダイエーが参加。配送料は330円で、インセンティブとして初回注文1,000円分のクーポンを配布している。

専用サイトから注文・クレジット決済が可能
約95%の人が引き続き利用したいと回答

利用者は専用サイトから注文・クレジット決済が可能だ。「デリロ」が到着すると4つの扉のいずれかが開くためのURLをSMSで通知。利用者はマンション下でURLにアクセスし、扉を開けて商品を受け取る。

なお、2月3日までの状況として、注文件数は96件となり、弁当を中心として、その他食材、日用品などの注文がある。特徴として、大手チェーンだけではなく、地元の商店の参画に力を入れており、独立店からの注文が半数近くと多かった。

利用者からは「ロボットに会えた」「非接触で受け取れた」といった声があった。また、約95%の人が引き続き利用したいと回答。今後、取り扱いを希望する店舗として、ベーカリーやドラッグストア、スイーツなどの回答があった。特にコロナ禍で薬などを非接触で受け取りたいといった要望があがった。

今後の実用化に向けたシナリオは?
「デリロ」はクレジット以外の手段も対応可能

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