2021年1月29日12:20
ENEOSホールディングス、ZMPおよびエニキャリは、東京都中央区佃・月島エリアにおいて自動宅配ロボットを活用したデリバリー実証実験を、2021年2月8日~2月26 日の間に実施すると発表した。
ENEOSは、2020年12月16日付で発表したZMPとエニキャリとそれぞれとの協業契約締結後、3社で実証実験に向けた準備を進めてきた。佃・月島エリアにおける実証実験のパートナー企業10社、10店舗の商品を対象顧客にデリバリーする。飲食店やコンビニなど複数店舗の商品を自動宅配ロボットでデリバリーする取り組みは、国内初となるそうだ。また、自動宅配ロボットを使用することで、非接触型デリバリーを実現。同実証により、自動宅配ロボットを活用した独自の配送インフラ構築に向けて、ロボット自動走行に関する正確性・安全性や配送コスト、配達時間、注文フォームの簡便性などの技術的・ビジネス的課題の抽出に取り組むそうだ。
同実証で行う具体的な取り組みは、ENEOSとエニキャリで共同構築する受注・集荷・決済等のプラットフォームの運営と、対象となる住民からの受注、ロボットを活用した配送となる。また、ロボットの充電・デリバリー拠点として、東新エナジーの協力のもと、同社が運営するDr.Drive月島SSに、ZMP製の自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」を配備する。3社は、同事業の技術的・ビジネス的課題を抽出し、2022年を目途に最適なシステム・ビジネス等の設計・構築を行い、安心・安全・低コストなデリバリーインフラの提供を目指す。また、ENEOSの既存サービスとデリバリーサービスの融合に関する検討や自動宅配ロボットを活用したさまざまなサービスの検討を行う。
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ペイメントナビ編集部
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