2022年6月13日19:40
機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForterは、スニーカーセレクトショップのアトモスが、自社オンラインストアの不正対策にForterのソリューションを導入したこと発表した。アトモスではForterの導入以降、チャージバックの発生が大幅に削減されているほか、承認率は98%以上となったそうだ。
以前のアトモスのオンラインストアでは、人間が条件を設定するルールベースの不正対策ソリューションを利用していたが、ルールの隙を突く攻撃により損失が継続的に発生するいたちごっこが課題となっていた。また同社では、不正対策として3-Dセキュアを導入したが、かご落ち(カート投入から決済完了までのサイト離脱)が増加するといった課題に直面した。正規ユーザーにも本人認証を求める摩擦を与え、決済段階でサイトを離脱してしまうユーザーが増加していた。このほどアトモスは、機械学習を活用したForterの判定システムを導入したことで、不正検知の完全自動化および3-Dセキュアの置き換えを同時に実現。これにより、決済時における購入者の摩擦を大幅に低減することでカゴ落ちを改善し、収益の向上を達成したそうだ。
Forterの不正対策ソリューションは、属性情報に加えて、ユーザーのサイト内での行動情報を収集する点を特徴としている。Forterでは独自開発による機械学習プラットフォーム(特許取得)のアルゴリズムを用いてこれら属性情報と行動情報を解析し、信用できるユーザーか否かをユーザーへの摩擦なしにリアルタイムで高精度に判定するとしている。
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ペイメントナビ編集部
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