2011年2月24日19:12
オリックス自動車、日本ユニシス、イード、ジェーシービーは、大阪府の協力のもと、2011年3月1日から大阪府内において電気自動車(EV)カーシェアリング事業を順次スタートすると発表した。同取り組みは、環境省の平成22年度地球温暖化対策技術開発等事業において「EVによる日本版Autolibに関する技術開発」の採択を受け、「大阪EVアクションプログラム」の一環として、EVに関わる新しいサービスを社会インフラの1つとして構築しようとするものである。3月末までに全6箇所でスタートし、料金は、利用料金(150円~/15分)+距離料金(30円/1km)となる。
各社の役割として、オリックス自動車は「充電インフラシステムと連携したカーシェアリングサービスの提供」、日本ユニシスは「各システムと連携した充電インフラシステムの提供」、イードは「充電場所情報提供サービス『EV充電サーチ』の提供」、ジェーシービーは「エコ・アクション・ポイントプラットフォームの提供」、大阪府は「関係自治体・機関とのコーディネート」を行う。
充電インフラとして「おおさか充電インフラネットワーク」の利用時には、充電量に応じた「エコ・アクション・ポイント」(急速充電器で7.5kwh(約10分間)充電した場合、約50km走行でき、6ポイント)が付与されるとともに、EV利用時に目的地までの走行距離や充電場所情報を、iPhoneから入手できる情報提供システム「EV充電サーチ」で確認することが可能となる。また2011年度以降には、日本版Autolibを目指し、カーシェアリングのワンウェイ利用の実証実験を行い、利便性を高めるためのサービスの開発を行うという。