パナソニックコネクトの据置型オールインワン決済端末、ステラ採用端末と異なる強みとは?

2022年7月20日9:00

シールド板越しや段差のあるカウンターでもスムーズに決済可能に

パナソニックコネクトは、流通・飲食・宿泊・病院・公的機関などの店舗や窓口向けに、あらゆる決済シーンを想定し、操作性と安全性の両立を追求した据置型オールインワン決済端末を2022年6月末から申し込み受け付けを開始している。同社のオールインワン型多機能決済端末としては、三井住友カードなどと共同で展開している「stera terminal(ステラ・ターミナル)」に採用されているJT-C60があるが、新しい決済ターミナルは、従業員操作端末(JT-VT10)とお客様操作端末(JT-VC10)の2台ワンパッケージのスタイルで、感染症対策などとしてカウンターシールドを設置した窓口でもストレスなく利用できるのが特徴だという。(ライター:小島清利)

パナソニックコネクトの決済端末の開発メンバー

記事のポイント!
①2台ワンパッケージのスタイル
②複数台ワンパッケージの切り替え需要に対応
③機能性と筐体も工夫
④約23%の省スペースを実現
⑤利用者、顧客双方の操作性を意識
⑥業務アプリを追加して導入可能
⑦端末は豊富な接続インターフェースを用意
⑧ユニバーサルデザインに配慮した画面デザインを採用
⑨ブラインド切り替えやPIN補助シートを搭載
⑩より多彩な店舗、事業所カウンターで設置可能に

2台ワンパッケージのスタイル
多様なレイアウトのカウンターの決済業務に適用

1台でクレジットカード、電子マネー、コード決済などの決済手段に対応しているJT-C60に対するニーズも依然として強いですが、2台ワンパッケージのスタイルである新しい決済端末は、ホテルやデパ地下などさまざまなレイアウトのカウンターにも対応できるため、新しい需要の掘り起こしと、JT-C60以前に発売された複数台ワンパッケージの買い替え需要にも対応できます」。パナソニックコネクトのプロジェクトマネージャーを務める柳橋 秀広主幹技師は、新しいオールインワン型の決済端末の特徴をこう話す。

端末は省スペースで設置、操作可能
タッチ決済にも対応。来店客の操作性も意識
試行店の新宿すずや 秋葉原UDX店

この決済端末は、デザインへのこだわりが詰まった機能性とコンパクトなボディにも工夫を凝らしている。2台ワンパッケージの端末で、クレジットカード、電子マネー、コード支払いなどのさまざまな決済手段に対応しており、お客様操作端末(JT-VC10)は、スタイラスペン操作ができる。デザインセンター デザイナーの大澤香織氏は「決済手段が多様化する中で、お客様は迷うことなく操作ができます」と説明する。

従来機種より23%の省スペースに
従業員と利用者の手元に近い場所で操作が可能

従業員操作端末は、レシートなどを印刷できるプリンターを内蔵しており、従来は3台必要だった端末を2台にすることで、7.0型大画面液晶を搭載しながら省スペースを実現した。具体的には、従来機種のJT-C31W(本体、ピンパッド、ICカードリーダー)の3台との比較では、端末の表面積(幅×奥行)の外形寸法で、約23%の省スペースになっている。

手前が新端末。従来比23%の省スペースに

さらに、2台ワンパッケージにしているため、それぞれの端末を従業員とお客様の手元に近い場所で操作が可能なレイアウトを実現できる強みがある。例えば、ホテルフロントの受け付けのように、従業員の端末とお客様の端末の設置場所に段差が生じる場合や、デパ地下の総菜店舗などで感染防止対策としてシールド板を設置しているレジカウンター越しでの接客やキャッシュレス決済もストレスなく行える。別途アプリケーションを取得すれば、セルフレジとしても活用することができる。

1台の端末で決済と業務アプリを搭載可能
豊富な接続インターフェースを用意

店舗業務の変化に対応できる拡張性も特徴的だ。AndroidOSプラットフォームを採用しており、キャッシュレス決済に加え、店舗のビジネスに応じた業務アプリを追加して導入することもできる。セルフレジPOSや免税アプリ、勤怠アプリなどさまざまなニーズに合わせて機能の拡張が可能だ。

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