2022年8月26日18:30
HIKKYは、HIKKY独自のメタバース開発エンジン「Vket Cloud」(ブイケット クラウド)のロードマップを発表した。将来的には、地方自治体や学校への無償提供も予定している。また、2022年8月26日よりベータテスターの二次募集を開始した。
HIKKYは、「バーチャルマーケット(Vket)」を運営してきた4年間を通じて、メタバース需要の急激な成長を実感してきたという。クリエイターがもっと自由にメタバース空間を開発できる環境を提供することで、さまざまな表現やサービスが生まれ、メタバースの市場は活発に伸びていくと考えている。クリエイターの活動を支援することでクリエイティビティに価値を生み出したいというHIKKYのビジョンに基づき、ベータテスターの二次募集を開始し、Vket Cloud SDK(Vket Cloudを使った仮想空間が個人のPCから制作できる開発キット)の無償配布を実施する。
Vket Cloudは、HIKKYが独自開発したメタバース開発エンジンとなる。Vket Cloudを用いて制作されたメタバース空間には、スマートフォンやパソコンから専用アプリなどのダウンロードを行うことなく、URLリンクをクリックするだけでアクセスが可能だ。マルチプレイにも対応しており、ボイスチャットやテキストチャットで同空間内にいる他のユーザーとのコミュニケーションもできる。
HIKKYは、2018年に設立し、世界中から100 万人以上が来場するイベント「バーチャルマーケット」の運営を通して、企業・事業のメタバース化成功実績から得たノウハウを元に、 独自のエンジン「Vket Cloud」の開発、VR/AR 領域への事業参入をサポートするコンサルティングサービスといった事業を展開している。
「Vket Cloud」は、外部サービスとの連携など、Webを使ってメタバース空間を作成できるメタバースメーカーとして機能を進化させていく。今後はワールド内決済や1万人同時接続など、メタバース空間を訪れる人に向けた機能も強化され、各機能が追加されるに従い、 独自アイテムの販売やイベント開催などもスムーズに行えるようになるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト