2022年11月14日18:20
三井住友カードは、2021年2月よりカード券面から、カード番号、有効期限、セキュリティコードなど、カード情報の表記をなくしたナンバーレス仕様のカードを発行している。同社では、2022年11月14日から、カードの裏面からサインパネル(署名欄)をなくした “サインパネルレス”のカードとして発行を開始した。
従来、クレジットカードのサインパネルは、磁気読み取りによるカード利用時に、本人の利用であることの確認のため自署が必要だったが、最近ではICカードが普及し、店頭においてもICカードでの決済に対応した端末が普及してきた。ICカードでの取引は、利用者が自身で設定した暗証番号により本人確認が行われるため、セキュリティ対策として高い効果を発揮するとした。また、プラスチックカードに加え、スマートフォンなどでの決済の普及により、タッチ決済で取引が完結するなど、一部の取引を除いて署名自体が不要というケースも増えている。
こういった時代背景をとらえ、三井住友カードのナンバーレスシリーズでは、カード番号・有効期限などの情報に続いて、サインパネルをカード券面からなくしたそうだ。
なお、買い物など、 店頭での利用時に伝票へのサインを求められた場合は、取引への同意という意味で従来のカードと同様に任意のサイン(署名)を行うことで利用できる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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