2023年1月21日7:00
Digital Platformer(DP)は、このほど、福井県の「サービス連携基盤」における分散型ID「MyDID」の提供、および35万人規模の自治体にてカーシェアの実証実験、また飲食のイベントにおいてのスマートフォンでの「MyDID」利用時における本人確認ID発行のため、Liquid、およびサイバートラストと連携しサービス提供すると発表した。
DPは、地方自治体を対象としたデジタル通貨・DID(Decentralized Identifier :世界標準規格の分散型ID)発行SaaSプラットフォーム「LITA(リタ)」の提供をメインの事業として活動している。今回の福井県等の取り組みにおいては、DPが提供する分散型ID「MyDID」を利用し、スマートフォンアプリ上で本人確認済みIDの発行およびOIDC規格に基づいたID連携を行う。その際の本人確認のためには、Liquid が提供する本人確認サービス「LIQUID eKYC」のワ方式、およびホ方式を採用する。ワ方式はマイナンバーカードを活用した、公的個人認証を行うため、主務大臣認定のプラットフォーム事業者であるサイバートラストが提供するデジタルトランスフォーメーションにおけるビジネスプロセスのデジタル化を実現するトラストサービス「iTrust(アイトラスト)」シリーズの「iTrust 本人確認サービス」と連携し、マイナンバーカードのICチップに格納されている基本4情報から本人認証を行う。「ホ方式」は、顧客から写真付き本人確認書類画像と、本人の容貌画像の送信を受ける方法だ。
今回、福井県等で提供する「MyDID」は、ブロックチェーン技術を採用した分散型IDで、なおかつeKYCを通し本人認証をするものであり、商用として実装されるのは国内初だという。
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ペイメントナビ編集部
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