「ジャパン・メタバース経済圏」創出に向けた基本合意書を締結(JCB等)

2023年2月27日19:43

ジェーシービー、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、りそなホールディングス、損害保険ジャパン、凸版印刷、富士通、三菱商事、TBT Labは、TBT LabグループのJP GAMESが開発したメタバース構築フレームワーク「PEGASUS WORLD KIT」(PWK)を用いたBtoBオープン・メタバース基盤「リュウグウコク(仮)」の構築および「ジャパン・メタバース経済圏」の創出に向けて基本合意書を2023年2月16日に締結した。

ロールプレイングゲームの世界観を持つオープン・メタバース基盤を構築へ(JCB等)

同合意は、ゲームクリエイターとしてグローバルに実績を持ち、JP GAMESのファウンダーでデジタル庁Web3.0アドバイザーを務める田畑 端氏の「ゲームの力で日本をアップデートする」というコンセプトに基づき、ゲーミングテクノロジーを活用した産業DXの取り組みに各社が賛同する形で成立した。

企業や行政機関において仮想領域を活用したDX需要が急速に高まる中、同合意書を締結した各社は、ゲーミフィケーション、FinTech、ICTなど各々のテクノロジーやサービスを統合して、企業向けオープン・メタバース基盤「リュウグウコク(仮)」を構築する。同基盤では、プラットフォーム内メタバース同士の連携、さらには異なるメタバース・プラットフォーム同士の相互運用を可能にし、新しい社会インフラとして国内企業の情報発信、マーケティング、働き方改革等の企業DXと消費者のEX(エクスペリエンス・トランスフォーメーション)を実現するという。

「リュウグウコク(仮)」は、それ自体が独自のファンタジーな世界観を持つ、ゆるやかなオンライン異世界ロールプレイングゲーム(RPG)の要素を取り込んだメタバース基盤であるという。「リュウグウコク(仮)」に提供される各メタバースサービスやコンテンツは、それぞれが移動する「街」や「城」や「乗り物」となって世界をさまよう。ユーザーは異世界を旅するRPGの感覚で、さまざまなコンテンツやサービスとの出会いを楽しむことが可能になる。

また、「リュウグウコク(仮)」は、日本を代表する大手金融機関・大手企業とTBT Labグループの協業により、本人認証、各種決済、データ基盤、保険などを安心・安全に利用できるオープン、かつセキュアなメタバース基盤になるとしている。さらに、同基盤を国外の企業や行政機関に提供していくことで、「ジャパン・メタバース経済圏」をグローバルにも拡げていくそうだ。

「リュウグウコク(仮)」では、アバターを介したデジタルツインとしてアバターの行動を自動学習し、ヘルスケアや趣味などのパーソナライズされた情報提供を行う。ユーザーは、アバターを通じて有益な情報を取得できることに加えて、各メタバース空間でパーソナル情報を活用した体験が可能になる。PWKは、「リュウグウコク(仮)」向けのメタバースサービスやゲームサービスの制作を行う、エンターテインメント性と体験性の構築につながるツールだという。ゲームイベントを作成できる「RPGエディター」、写真からメタバースを作れる「RIV Technology」など、ユーザーの拡張性につながる機能を有しているという。「MULTI MAGIC PASSPORT」(MMP)は、ユーザーが「リュウグウコク(仮)」内のメタバースサービスを自由に行き来するための決済機能付き身分証明証だという。MMPには、ID認証・決済手段のほか、NFT・アイテム類・アバタースキン・アバター記憶など、ユーザーが仮想世界で過ごすための情報を登録することができるそうだ。これらの情報は、現実世界の利便性向上にも活用されるとしている。

各社の役割として、ジャーシービーが MMP/ID認証領域での機能・ノウハウの提供、加盟店のデジタルツイン構築、みずほフィナンシャルグループがMMP/決済領域での機能・ノウハウの提供、メタバースコインの提供、地域DX協業、三井住友フィナンシャルグループがゲーミフィケーション推進、PWK開発支援、クリエイターエコノミー構築、三菱UFJフィナンシャル・グループが MMP機能構築支援(認証/決済/データ等)、Web3型メタバース金融機能提供、海外展開支援、りそなホールディングス が未来のライフスタイル、および次世代のID認証・決済領域における共同研究、損害保険ジャパンがメタバースを含むWeb3時代に向けたリスク分析および保険開発、凸版印刷がメタバースプラットフォーム「MiraVerse」・アバター生成管理基盤「AVATECT」相互運用、文化コンテンツ取扱いノウハウ・表現技術の提供、富士通がデジタルデータ権利管理などWeb3関連技術の提供、三菱商事がメタバース基盤の海外展開、経済圏を広げるグローバルパートナー、TBT Labがゲーミフィケーションの機能・ノウハウの提供、PWKおよびMMPの提供となる。

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