2023年3月21日8:00
アイティフォーは、静岡銀行が2023年4月3日より展開する「しずぎん加盟店サービス」において、同社のキャッシュレス決済プラットフォームである決済システム「iRITSpay(アイリッツペイ)」とマルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」が採用されたと発表した。
昨今の低金利時代において、金融機関では預金や融資といった従来型の収益モデルから脱却し、地域のキャッシュレス決済促進により収益拡大を目指す新たな事業に取り組む動きが強まっている。静岡銀行でも2023年4月より、地域のキャッシュレス決済を総合的にサポートする「しずぎん加盟店サービス」を開始される。
同行が地盤としている静岡県その他周辺地域においては、アフターコロナにおける地場産業の再生と、地域の事業者におけるキャッシュレス決済のさらなる普及促進が課題となっている。同行は同サービスの提供にあたり、Visa、Mastercard、JCBなど主要な国際ブランドのクレジットカードに加え、国内で取り扱われる大多数の電子マネー、コード決済などさまざまな決済手段を展開する。
同行は、1台でクレジット、電子マネー、各種コード決済の利用が可能なマルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」を導入する。「しずぎん加盟店サービス」では同端末が初期費用無料で提供され、加盟店は選べる入金サイクルや充実したサポート機能により、資金繰りの改善や事務処理の負担軽減といったメリットを享受できるという。
アイティフォーは加盟店向け決済端末の出荷業務、ならびに決済端末関連の加盟店向けコールセンター業務を代行する。
なお、「iRITSpay決済ターミナル」は、1台でクレジット、電子マネー、各種コード決済の利用が可能なマルチ決済端末で、地域金融機関への導入が進んでいる。また、導入後に新たな決済ブランドやサービスを追加する場合、決済センターから設定をダウンロードすることで容易に機能追加が可能なため、都度端末を交換するといった手間がかかないそうだ。