2024年9月27日12:44
アイティフォーは、佐賀銀行がキャッシュレス決済システム「iRITSpay」を採用すると発表した。琉球銀行との包括加盟店契約締結でシステム共同利用し、地域のキャッシュレス化を支援するという。
昨今の低金利時代において、金融機関では預金や融資といった従来型の収益モデルから脱却し、地域のキャッシュレス決済促進により収益拡大を目指す新たな事業に取り組む動きが強まっている。佐賀銀行もこのような潮流に対応し、2024年10月より、地域のキャッシュレス決済を総合的にサポートする「さぎんキャッシュレス加盟店サービス」を開始する。今回の「iRITSpay」の採用は、端末の機能に加え、すでに複数の地方銀行に採用されている実績が評価されたそうだ。
佐賀銀行は、1台でクレジット、電子マネー、各種コード決済の利用が可能なマルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」を採用した。これにより、さまざまな決済手段が端末1台で可能となり利用者の利便性向上や加盟店の事務負担軽減が図れるほか、地域のキャッシュレス化促進につながるそうだ。「さぎんキャッシュレス加盟店サービス」では、入金サイクルが「毎日締め」や「月 6 回締め」など複数パターンあり、資金繰りや経理負担軽減のニーズに合わせた選択が可能だ。
同社は、加盟店向け決済端末の出荷業務、および決済端末関連の加盟店向けコールセンター業務(平日17時~23時、土日祝9時~23時)を代行する。
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ペイメントナビ編集部
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