2023年3月29日17:02
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、Forter, Inc.が提供する不正検知システム「Forter(フォータ―)」の取り扱いを2023年3月31日より開始した。
GMO-PGが提供するオンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者は、「Forter」の導入が可能となる(「Forter」の導入には、Forter, Inc.との契約が必要)。
日本国内のBtoC EC市場規模は、2021年時点で20.7兆円(前年比7.35%増)と拡大している。一方、クレジットカードの不正利用による年間被害額は2021年330億円(前年比30.47%増)と増加しており、そのうち約9割が番号盗用被害となっている。そのため、EC事業者は不正利用対策が求められている。
GMO-PGはEC事業者に向けたオンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を展開するなか、安心・安全な決済環境づくりのために多様なセキュリティソリューションを提供している。クレジットカードの不正利用対策においては、クレジットカード取引に関わる事業者が実施するべきセキュリティ対策を定めた「クレジットカード・セキュリティガイドライン」に定められた4つの具体的方策「本人認証」「券面認証」「属性・行動分析」「配送先情報」に対応したサービスを用意しているという。
GMO-PGでは、EC事業者の属する業界や商材・事業規模等によって異なるニーズ(機能・料金・カスタマイズ性等)に応えるべく不正利用対策サービスのさらなる拡充を進めており、このほど、「属性・行動分析」のサービスとなる機械学習を用いた不正検知システム「Forter」の取り扱いを開始する。
「Forter」はさまざまな業界において年間約40兆円以上の取引を判定する、20万社以上に活用されている不正検知システムだ。「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者は「Forter」を導入することで、精度の高い取引判定による承認率の向上と不正損失の削減、および疑わしい取引の目視確認負荷の削減を実現できるという。