2023年4月10日7:50
2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内において、国際博覧会として初めての試みとなる「キャッシュレス決済」の本格導入を行うと発表した。
具体的には、日本のキャッシュレス推進の加速化を図るため、会場内の売店やレストランなどの施設でキャッシュレス決済を本格導入する。万博会場内では現金の取り扱いを行わない代わりに、決済手段を持たない外国人来場者、修学旅行等で訪れる学生向けには、プリペイドカードの販売などのサポート手段を検討する。
本格導入に伴い、日本最大級のブランド数による多彩な決済手段(クレジットカード、IC型電子マネー、QR型電子マネー)の取り扱いを目指す。これにより、支払いの簡素化、レジでの会計の時間短縮、非接触によるウィルス対策、店舗の非現金化による防犯対策強化につながるとしている。
また、万博会場内のキャッシュレスを推進する中、大阪・関西万博オリジナルの決済手段として、「EXPO 2025 デジタルウォレット」を導入する。「EXPO 2025 デジタルウォレット」は、スマートフォンを通じて、誰でも参加できるサービスだ。同サービスは、サーバー管理型、ブロックチェーンのWeb2、Web3両領域の管理手法を用いて、接続されるサービスに応じたデュアル方式によるウォレットアプリになるという。
具体的には、会期前から利用者に参加してもらえるプログラムとして、独自の電子マネー、独自のポイントサービス、NFT・ブロックチェーンを活用したサービスを準備する。同サービスを利用することで、利用者に万博やNFTなどを身近に感じてもらうとともに、利用者のさまざまな楽しみ方を創出し、万博への参加意欲を高めることにつなげる。
独自の電子マネーは、会場内に加え会場外でも利用可能な加盟店を設定した、万博独自の電子マネーだ。銀行口座、クレジットカード、事業者にて実施されるポイント、マイル、ギフトカードなどからチャージし、利用できることを目指す。これにより会場内外でのキャッシュレス化推進を図る。なお、電子マネーの利用額に応じて万博オリジナルサービス(独自の利用者のステータス)のランクを獲得し、ステータスに応じたベネフィットを受けられるそうだ。
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