2011年4月5日9:00
2011年1月からスターバックスは全米6,800カ所のカフェでモバイル決済を受付けるようになった。スタバのモバイル決済はiPhoneとブラックベリーに対応したもので、画面上にバーコードを表示する方式だ。
スタバの発表によると、全米展開しはじめてから300万人がスタバのモバイル決済を利用しているという。
2010年はスターバックス史上最高の収益をあげたが、スタバカードでの決済は全トランザクションの22%になった。
モバイル決済はこのカードを代替する決済手段だが、さらに洗練された機能をもつ。利用者はカード利用状況や残高、獲得ポイントなどをリアルタイムにスマートフォンで照会できるのだ。
ソーシャルメディアのFacebookとも連携できる。現在スターバックスのFacebookファンは2,900万人。モバイル決済の利用状況をシェアしたり、店舗ごとのメニューをシェアしたりしている。
顧客体験価値創造を基本理念とするスターバックスは、モバイル決済という先進的な決済手段の導入でカフェに新風を吹込もうとしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。