阪急阪神グループの共通ポイント「Sポイント」、関西エリアに住む人々にとって、最も「たまりやすく」「つかいやすい」ポイントサービスを目指す

2023年7月26日8:30

エイチ・ツー・オー リテイリングと阪急阪神ホールディングスが展開する共通ポイント「Sポイント」は、阪急百貨店・阪神百貨店、スーパーマーケットの関西スーパー、イズミヤ・阪急オアシス、ショッピングセンターの阪急三番街、NU茶屋町、阪急西宮ガーデンズなどで貯まり、使うことができる。また、ショッピングに加え、観劇・ライブ鑑賞・野球観戦、ホテルライフ・旅行といった「コト」体験でもポイントが貯まるのも特徴だ。貯まったポイントは1ポイント1円として支払いに利用できるほか、さまざまな景品との交換にも利用できる。サービス開始から7年が経過したが、グループ外での利用も進めるなど、関西を代表するポイントサービスに成長しているそうだ。

エイチ・ツー・オー リテイリング 経営企画室 経営計画グループ カード企画部 櫻井健司氏

2010年に「阪急阪神グループポイント共通化サービス」を開始
3,000店舗以上で約750万枚のカードが利用可能

「Sポイント」の歴史として、阪急阪神グループでは、2000年以前から各社がそれぞれポイントサービスを運用してきた。また、2009年から京阪神エリアポイント事業の実現に向けたポイント共同事業として、「STACIAポイントサービス」、クレジット機能付きの「エメラルドSTACIAカード」を発行してきた。2010年には、「阪急阪神グループポイント共通化サービス」を開始。

2016年4月には、当時約20種類、約750万枚を発行していたポイントカードを、1つのサービスに統合し、グループ共通ポイント「Sポイント」をスタート。「Sポイント」の名称は、Shopping(買い物)、Station(駅)、Sightseeing(観光)、Stay(宿泊)など、生活の中の多彩なScene(場面)で“たまる”“つかえる”Special(特別)なポイントという意味を込め、それぞれの頭文字の“S”を取って付けたという。

現在、加盟店数は3,000店舗以上となり、約750万枚の「Sポイント対象カード」が発行されている。「Sポイント対象カード」には、「Sマーク付きポイントカード」と、「ペルソナSTACIAカード」「エメラルドSTACIAカード」などの各種クレジット機能付きカード/PiTaPa機能付きカードがある。Sマーク付きポイントカードは、通常、2~3年利用がないと会員資格は失効する。約750万会員は有効なアクティブ会員のみの数字である。エイチ・ツー・オー リテイリング 経営企画室 経営計画グループ カード企画部 櫻井健司氏は「加盟店によってポイント付与率に違いがあり、現金ポイントカードは概ね0.5~3%等の還元ですが、クレジット機能付きは阪急百貨店・阪神百貨店では3、5、7、10%のポイントが付くなど、より多くのポイントが貯まります」と話す。

さらに、「STACIA PiTaPa カード」での阪急阪神グループ対象交通機関の利用として、PiTaPa定期券購入で利用金額の1%相当、PiTaPaでの乗車で利用金額の0.5%相当、ポイントを付与している。

ペルソナSTACIAカード
エメラルドSTACIAカード
うめだ阪急ポイントカード
litta付阪急オアシスメンバーズカード クラブ・エフ

エディオングループや和食さとなど阪急阪神グループ外加盟店も
たまったポイントは4つの景品交換でも利用可能

「Sポイント」開始当初は阪急阪神グループを中心にサービスを展開したが、2018年5月にセブン-イレブンの関西2府4県(現在は終了)、2022年2月から和食レストランの和食さとの関西2府4県、2023年3月から家電量販店のエディオンと100満ボルトでSポイントサービスを開始している。櫻井氏は「1枚のカードで、さまざまな施設でポイントが付くのは便利なポイントサービスだとお客様からご評価いただいています」と話す。

貯まったポイントは、「セレクションコース」「提携ポイントコース」「チャリティーコース」「期間限定コース」の4つの景品交換コースで利用可能だ。「セレクションコース」では、独自にセレクトされた中から利用者が希望の商品に交換できる。「提携ポイントコース」では、ANAの「ANAマイレージクラブ」、関西電力の「はぴeポイント」とのポイントの相互交換を展開している。「チャリティーコース」では、WWFジャパン、ユニセフやあしなが育英会、H2Oサンタ、阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト対象団体への寄付に利用可能だ。櫻井氏は「グループならではのサービスとして、宝塚歌劇の観劇チケットなどにも交換できます」と特徴を述べる。

今後はアプリ化などのデジタル化施策を強化することも検討しているが、すでに阪急オアシスとイズミヤでは、LINEミニアプリでポイントカード連携を行っており、ポイント特典サービスやポイント残高の確認が可能だ。また、会員に対してのメール配信は、毎月第1金曜日にSポイント残高、毎月第3水曜日にSポイントインフォメーションとして、加盟店の情報を配信している。

また、実証実験での取り組みではあるが、健康増進活動の一環として、阪急オアシスが参画するSuita サスティナブル・スマートタウン(以下、Suita SST)のウェルネス分野にて、AI健康アプリ「カロママ プラス」を導入している。カロママ プラスに阪急オアシスの「クラブ・エフカード」の会員番号を登録すると、阪急オアシス吹田SST店から、個人に合った健康情報や独自情報を受けられる。

イズミヤポイントカード「ヒナタス」
阪急阪神第一ホテルグループメンバーズクラブカード
阪急阪神おでかけカード
グランフロント大阪OSANPO CARD

関西圏で大手共通ポイントに負けない認知
№1のポイントに向けて魅力的なサービス提供へ

「Sポイント」は、関西エリアにおいて、全国規模で展開しているポイントサービスより知名度も魅力もある一番のサービスに育てることを目指している。

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