2023年9月20日16:34
遠州鉄道は、遠鉄バス全車両と遠鉄電車全駅にて、クレジットカード等のタッチ決済による運賃精算へ対応すると発表した。また来春開催予定の「浜名湖花博 2024」における会場(はままつフラワーパークおよび浜名湖ガーデンパーク)までのアクセス強化の一環として、開催期間中は会場への交通手段となる路線バス(舘山寺線)を増便し、JR 舞阪駅発着の臨時バスを運行する。
2023 年度では「浜名湖花博 2024」関連路線を運行する全車両にクレジットカード等のタッチ決済を先行導入し、2024 年度中には遠鉄バス全車両、遠鉄電車全線にてクレジットカード等のタッチ決済に対応する計画だ。
遠鉄バスでは現在、Suica・PASMO等の交通系 IC カードに対応しておらず、遠州鉄道独自のICカード「NicePass」または現金以外で路線バスの運賃精算ができないため、特に国内外からの来訪者の利便性に課題を抱えているそうだ。
「浜名湖花博 2024」を契機とし、訪日外国人を含めた域外からの利用者の利便性・周遊性の向上および遠州地域の公共交通のキャッシュレス化を推進することで、より便利な移動サービスを提供し、さらなる地域の発展につなげる。
なお、クレジットカード等のタッチ決済は、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、 タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、カードが設定されたスマートフォンなどによるタッチ決済を交通機関にて利用できる新たなキャッシュレス乗車システムだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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