2011年4月28日9:00
全米のAppleストアとAppleのオンラインストアで、Squareのカードリーダーを販売することになった。いままでスクエア端末はホワイト1色だったが、今回ブラックも追加した。
Squareはスモールビジネスを対象にしたカード加盟店サービス提供会社。iPhoneやiPod、iPadのヘッドホンジャックにキャラメル大のカードリーダーを差込めばカード端末として使える、というコンセプトで、twitterの創業者が設立したベンチャーである。
フィジカル店舗ではこのカードリーダーを9.95ドルで販売するが、Squareと加盟店契約すれば10ドルのスクエアクレジットをもらえる。つまり無料。厳密にいうと0.05ドルのトクとなる。アプリケーションは無料だ。
サービス利用料としてトランザクション1件につき2.75%を加盟店に課金する。これがSquareの収益源である。
スクエアは2011年第1四半期の取扱高を4,000万ドルと想定している。現在月間の加盟店契約社数は10万件。昨年秋は月間3万件だったから3倍強のペースだ。
アプップストアでのSquareカードリーダー販売で、さらにこのペースがあがることは必至。スマートフォンは加盟店ビジネスを劇的に変えようとしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。