2024年4月11日7:55
wash-plusは、コインランドリー専用IoTシステム「Smart Laundry」で開発し「コインランドリーwash+」で先行運用を行っていたダイナミックプライシング(価格変動性)システムについて、このほど販売を開始した。
同ダイナミックプライシングシステムは、従来より稼働しているコインランドリー専用IoTシステム「smart laundry」の追加機能として実装される。「コインランドリーwash+」加盟店で2024年4月1日より先行販売開始、その他の「Smart Laundry」導入店舗に向けては6月初旬を予定している。
「Smart Laundry」で収集したコインランドリー機器稼働のビックデータと、気象に関するオープンデータを統合してAIが分析、コインランドリー機器のタッチパネルおよび連動したスマートフォンアプリに、日にちと時間帯ごとに分かれた1週間分の「価格予報」を表示する。
顧客は前もって利用価格を確認・比較して来店することができるため、価格を選んでサービスを受けられるメリットがある。オーナー側では、顧客が繁忙期の高い価格帯から移動することで、限られた台数の機器の稼働率を向上させることができる。
同システムは「顧客の行動変容を促すきっかけとするという取り組みは、他業種でも極めて参考にできるものである」として、2023年度(第41回)IT賞(主催:公益社団法人企業情報化協会)のIT賞(顧客・事業機能領域)を受賞したという。
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ペイメントナビ編集部
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