2024年4月24日13:51
PayPayは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」の2023年の「送る・受け取る」機能を使った送金回数が前年比65.5%増の約2.8億回となり、コード決済における送金回数のシェアは95%を超えたと発表した。なお、この送金回数は、一般社団法人全国銀行協会が公表した全国の銀行の国内振込件数約16.0億件と比較すると、約6分の1の規模にまで成長しており、「PayPay」の送金が割り勘や家庭内の小遣いなど、多くの用途で使われているとした。また、2024年3月の1日あたりの送金回数が100万回を超えるなど、前年比約1.4倍のペースで伸長し、引き続き「PayPay」を利用した送金の需要は、今後さらに拡大する見込みだという。
PayPayでは2024年4月24日より、「送る・受け取る」を使って一度に送金する際の金額の上限を、10万円から30万円(過去24時間)に引き上げた。なお、今回の引き上げは、本人確認(eKYC)済みユーザーのみが対象となるそうだ。
「PayPay」の「送る・受け取る」を使った送金は、24時間365日、無料でPayPay残高を即時に送ることができる。これまで、複数人で割り勘の精算ができる「グループ支払い」機能や小遣いのやり取りなどで定期的に自動送金できる「スケジュール」機能などを提供している。2024年3月にスケジュール機能で送金した件数は、前年同月比2.6倍となり、家庭での小遣いのやり取りに「PayPay」を利用する人が増えているそうだ。
また、2024年1月から3カ月半で累計送金金額が3,000億円を超える規模となり、送金金額、送金件数共に前年のペースを大幅に上回っている。「PayPay」の送金ニーズの高まりを受け、今回本人確認済みユーザーに限り、一度の送金の上限金額を10万円から30万円に大幅に引き上げることになったという。
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ペイメントナビ編集部
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